社長のひとり言

2月社長のひとり言 Ⅱ西大寺はだか祭り

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今年も西大寺会陽(えいよう) 通称、はだか祭り  に行ってまいりました。

 

おかげさまで、今年も、はだか祭りに男子社員全員、取引先の方で参加いたしました。 そして、新人の女子社員も含め孫5人他 総勢25名でした。
先週あたりから30年ぶりとかの大寒波の到来で、大雪は降るし、いまだに日陰には雪が残っているしと 当日を思うと いささか腰が引ける思いでした。
こんなに寒くて冷え込む中で、フンドシ一丁で9000人相手に奪い合いかと思うと、今年は格別な思いでした。
私は、岡山県人の男として、500年の歴史のある日本三大奇祭といわれる男の祭りに25歳で初参加して以来39年の月日が経ちました。
初参加の時、運良く枝宝木(えだしんぎ)を手にすることができ、その翌月には会社を創業いたしました。 不安の中なんとか1年会社が続き、お礼参りにまた参加する。
これがずっと続き社員の皆様もついてきてくれ一緒に参加してくれ、今では39年の歴史を刻むことができました。
その間、ハダカ祭りも随分かわってきました。以前は、宝木の投下も午前0時でした。
それから争奪戦をやって1時に現地出発し、帰宅して寝るのは3時過ぎ、 翌日はいつもどうり起床、日曜日は平常営業。  3年前からは宝木の投下は土曜日の午後10時、2時間早くなりました。 全体が早まったので今では楽になりました。
参加者も、当時は刺青、飲酒は平気 堂の上から飛び降りるのも当たり前  一度はもろに頭の上に落ちてきて気を失う寸前でした。 今は全て禁止。
渦の中で倒れても助けられない、争奪戦が終わるまで踏みくちゃになって耐えなければならない。そのために必死に耐える。 今は安全のために救助隊が割って入ってきて救助してくれる。 これも楽になったものです。
時代が何事も合理的にそして楽に楽にと変っています。  いいことではあるのですが人間が弱くなるほうへ向かっているように思います。
遠回りをしても強い人間を目指したいものです。
境内に入る時、ハダカの中にいいお年の方がいらっしゃて、店長が「失礼ですがおいくつですか?」とたづねたそうです。 すると「77歳です」 だと。
それを聞いた私は、まだ64歳 「う~ん  まだまだ鼻たれ小僧だなぁ」
来年も も少し頑張ってみます。