7月 社長のひとり言 相手を立てれば蔵が建つ
アサヒビール名誉顧問故中条高徳氏の文献を紹介します。 「相手を立てれば蔵が建つ」 という一節を紹介します。
大昔の聖賢の言葉に「積善の家には必ず余慶あり」(易経)とあります。幸せを掴もうと思うなら、まず他人さまにいいことをたくさんしてあげなさい、そのような人(家・会社)には必ずいいことがやってくる、 と因果応報をといている。
この「論語」の中にも、孔子の弟子の「先生の教えの最も大切なものは何ですか?」との問いに「其(そ)れ恕(じょ)か」
と答えている.つまり、相手の立場に身を置いて考えることが最も大切だと説いてのだ。
「相手を立てれば蔵が建つ」 十か条
1「愛」は人を立てる最高のもの
2「礼」は人を助け身を助ける
3約束を守れ
4叱られ上手になれ。負けるが勝ち
5相手にとって気の重い仕事こそ、気軽に引き受けろ
6「お世辞」に心が通うかは「真顔」で決まる
7教えられたことはすぐ実行せよ
8先手必勝
9人を立てるのが上手い人は、「時間の我慢」「好みの我慢」を知っている
10相手の気分をよくさせることが相手を立てる第一歩
立てたい相手は女房、子供、犬でも立てろ。聖書には「せられんと欲することを悉(ことごと)く相手に施せ。
「相手を気分よくさせることこそたいせつ」と説いています。
人間称賛を渇望している動物と言われます。 美点凝視で称賛を鈴のごとく鳴らしましょう。
これから元気な日本の夏がやってきます。 元気満々で過ごしましょう
今月の標語 他人を立てましょう
塚本 政樹